病院長就任の御挨拶

 

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当院の第4代目の病院長を拝命いたしました石原浩人と申します。

 

歴代をたどってみると、初代は病院創業者である野村英樹先生、2代目は香川佳寛先生、3代目は現・理事長である井上秀樹先生です。先輩院長は、3人とも、広島大学の原医研外科の出身であり、私は旧・第一内科の消化器内科出身で、当病院では初めての内科の病院長となります。

外科と内科では若干、考え方も異なる場合もありますが、患者様の役に立ちたいという基本的理念は変わりございません。医師だけでなく様々な部署と垣根を低くした風通しの良い環境の中で、患者様第一の医療を提供していく姿勢は職員一同の共通意識です。

 

一昨年、当院は、野村英樹理事長の急逝という悲劇に襲われました。このため、病院長であった井上先生は、理事長を兼任していただく事となりました。今回、私が病院長に就任する事で、井上前院長は理事長に専従していただく事になりました。二つの役職の重責を背負っていた井上理事長をサポートしながら、病院長として、病院を牽引しないといけない立場になるため、気を引き締め、誠心誠意、頑張っていく所存です。

 

わが国における医療情勢を取り巻く環境が非常に厳しい状況であることから、病院も再編・淘汰を余儀なくされています。当院としても、他山の石、というわけにはいきません。如何にしてきちんと患者様を診させて頂き、満足して頂き、同時に地域の中核病院として機能するかが問題となります。

 

今後は、近隣の医療機関から、「野村病院に紹介しよう」と、思っていただける病院になっていく必要があります。同時に、救急患者の一次救急、二次救急も、積極的に受け入れ、地域医療に貢献したいと存じます。更に言えば、患者様に選んでもらえる病院になる事が、私としては理想だと考えています。

 

病院が抱える問題は、決して簡単な事ばかりではありません。それでも、一つ一つ解決しながら、患者様本位の最善の医療提供を心掛けつつ、地域に根差した病院として機能したいと考えていますので、どうか宜しくお願い致します。

 

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